皆さんは「北枕で寝る」のはいけないということはご存知でしょうか?

北枕で寝ると縁起が悪く叱られたという方がいるかもしれません。

ではなぜ縁起が悪いと言われているかご存知ですか?

それは、お釈迦様がなくなったときに頭を北に、面を西に向けていたためです。

そして亡くなった方(死者)を導くのが北枕になったということです。

だから亡くなった方を北枕とし、生きている人が北枕で寝てはいけないのです。

とは言うものの、本当に寝てはいけないものなのでしょうか?

いえいえ、それは少なくとも強制するものではありません。

例えばこれは仏教の教えとしてあるのですから、キリスト教やイスラム教の人には関係ありません。

もしあなたが敬虔な仏教徒で仏事は全て欠かさず行っていますというのであれば少しは理解できます。

しかし基本的に「なんとなく仏教」で「なんとなく神道」のご都合主義の方が多いのではないでしょぅか?

私もその中の一人です。

お寺を巡るのは好きですが、同時に神社へ行ってお参りもします。

「神様、仏様・・・」とお祈りしているような欲張り者です。

そんな人間が、北枕で寝ると不幸が起こるというのでしょうか?

風水をしている人に言わせれば北枕が幸運を呼ぶという場合があります。

北枕で寝た人が不幸の死を遂げているというデータも根拠もありません。

あくまでこれは迷信なのです。

迷信というのは科学的根拠のないものを迷信といいます。

したがって確実な効果はありません。

しかしそれを日本人は文化として受け入れてきたのです。

海外でも「十三日の金曜日」など不吉なものはいくつかあります。

ただし日本人は迷信を受け入れるその数が実に多いのです。

迷信を信じる日本人の恐ろしい部分

迷信を信じやすい日本人は実は受け入れる力を持っている人種なのです。

良くも悪くも日本人は「個」よりも「群」を大切にする人種です。

みんなで力を合わせて頑張るというチームワークに長けている。

一方で和を乱す者は必要以上に排除しようという一面も他国より強いようです。

「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、目立つものを叩く傾向があります。

特に最近は個人が言うよりも、匿名で数を持って叩くきらいがあります。

少し怖いことですが、たまに誰かに洗脳されているのではないかと思ってしまうことがあります。

科学的根拠のある否定ならまだしも、迷信を信じての多数による圧力は怖いです。

「日本は苦しいときにいつも神風が吹く」という迷信を太平洋戦争時多くの者が信じていたように。

子供の頃から「ちゃんと並ぶ」という整列が当たり前にでき、マナーというものに対してやや厳しい日本人。

それは他人に合わせるという教育を受けてきているからです。

同時に迷惑をかけてはいけないという気持ちを持っているものが多いということ。

そうした日本人は誤った指揮系統の下でも、多くの迷信を受け入れて来たのです。

語呂合わせが好きな日本人

しかし一方でもともと日本人は「諦めが良い=どうにかなるさ」と受け入れる民族でもあります。

もともと自然災害が多く、戦争や事件が起きても皆で立ち直って新たな人生を受け入れてきたのです。

そんな日本人だからこそ、不吉な迷信もありますが、縁起が良いとされる迷信も実に多いのです。

「試験に勝つために前日にカツ丼やキットカット等を食べたことはありませんか?」

「良いご縁があるようにと賽銭箱に五円を入れたことはありませんか?」

「日本人なのに7を引いてラッキーセブンだから・・・と言ったことはありませんか?」

これはほんの一例ですが、全て私はやりました。

そして「効果はあるのか?」と言われると「まあまああります」と答えます。

なぜなら私は催眠術師だからです。

ゲン担ぎは最高の自己暗示

催眠術師としての立場から考えると理にかなっている部分があるのです。

ここまで読んでいただいた方ならお気づきかもしれませんが、ケン担ぎは自己暗示なのです。

例えば「神社で願い事を叶えるのは他力本願ではないのか?」と思う方もいるかと思います。

しかし願う心が強い人ほど自己暗示をかけ、叶えるための気持ちを高めて尽力し成功に導きます。

そして根拠のない迷信だとしてもそれを信じることによって結果は変わってくるのです。

どうしても無理なことも多いとは思います。

特に瞬時に願い通りにいくということはなかなか難しい。

とはいえ、気持ちの持ち様で解決できることなら無理ではないのです。

催眠で骨折そのものをすぐに治すことはできないけれど、痛みを抑えることはできます。

催眠で知力はすぐに上がらないけれど、試験に焦らないで実力を全て出し切ることはできます。

魔法ではないけれど、人には不思議な力が備わっているのです。

そしてそれを他人に言われるのではなく、自分の頭と心で身体にそう言い聞かせているのです。

そんなゲン担ぎを皆と共有しているから、話のネタとしてコミュニケーションが成り立ってもいるのです。

これも知恵の一つとして心の中のどこかに閉まっておくと、少しだけ幸せになるのではないでしょうか?